が今は
○手塚がつかまったと教えに来たときのm、かすりの着物をきて。

○わすれて行った本
 届ける つい そこだって

○なべやきうどんを云いつけにゆく

○待っている 約束のハガキのよみちがい

○お菓子のこと
「あら それをみんなたべちゃっちゃ駄目よ」

○気持よさそうなので そうすると
 ローソクの灯が 急にぱっと明るくなったように くつろいで楽に居心地よくなった。

○mの眼、まつ毛のこさ、
 リゾナンテのある声のような眼つき

○くっきりとした存在。
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 存在そのものが不確定のようなどっさりの男たち。ぐらぐらしていたり、ほかのものにとけこんでいて境がわからなかったり。
[#ここで字下げ終わり]

○愛ということを一ぺんも云わない。

○イタリアの情熱
  自立の満足を一気にもとめる情熱
情熱的な感受性は行為を要求し、言葉を要求しなかった。
  スタンダール パリアノ公爵夫人

○アンポンといろんなところでねるの楽しいねえ。



底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
   1981(昭和56)年5月30日初版発行
   1986(昭和61)年
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