しみを背負わされている日本の働く婦人ならば、あらゆる職場で、家庭で親しくみんなが読み合う雑誌です。自分たちの力で、どうしたら今の世の中を住みよいところにして行くか。そのために確かり心に入れておかねばならない一切のことがわかり易く書かれてゆかなくてはならない雑誌なのです。
『婦人戦旗』の読者はもちろんのこと、『婦人公論』や『主婦之友』などの読者も、一人のこさずよむべき雑誌です。
仲間同士で、みんな読むよう、すすめ合おう! そして、われわれの力で『働く婦人』を素晴らしいものに守りたてて行こうではありませんか!
みなさん! ドシドシいろんな記事を書いてよこして下さい。どういうことをのせて欲しいか、遠慮しないで注文を出して下さい。
『働く婦人』はわたしらの雑誌です。[#地付き]〔一九三二年一月〕
底本:「宮本百合子全集 第十四巻」新日本出版社
1979(昭和54)年7月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第5刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第九巻」河出書房
1952(昭和27)年8月発行
初出:「働く婦人」
1932(昭和7)年1月創刊号
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