められている数篇の印象記は、所謂文学的すぎる欠点にかかわらず、或る程度までは、必ずその説明の役に立つのだ。
 読者諸君。自分は約束する。この次の本には、もっと組織的に、全般的にソヴェト同盟の生活を紹介することを。同時に、きっと、もっと簡明な書きっぷりで書くことを。
 しかし、この集はこの集として最大の利用価値を発揮せしめよ。
   一九三一年一月
[#地付き]〔一九三一年二月〕



底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
   1981(昭和56)年5月30日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第2版第1刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第十五巻」河出書房
   1953(昭和28)年1月発行
初出:「新しきシベリアを横切る」内外社
   1931(昭和6)年2月発行
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2004年2月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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