れうちの特徴があると思う。
 どういう時代でも、抽象的な家庭教育などというものはなくて、畢竟は親たちの生きてゆく日々が家全体の空気として微妙に生々しく作用してゆくものなのだろうと思う。
[#地から1字上げ]〔一九四一年十二月〕



底本:「宮本百合子全集 第三十巻」新日本出版社
   1986(昭和61)年3月20日初版発行
初出:「女性生活」
   1941(昭和16)年12月号
入力:柴田卓治
校正:土屋隆
2007年11月30日作成
青空文庫作成ファイル:
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