る。
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「何どんな事があっても勝手になんかされるもんか」
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と云う反向[#「向」に「(ママ)」の注記]の心がパッともえるすぐあとから小っぽけな人間のはかない反向[#「向」に「(ママ)」の注記]、はかない努力、死にかかった虫を針の先でつついてはそれに刺撃させられてかすかに身をもがいたり鳴いたりするのを見てよろこぶ様にその通りな事を人間にしてよろこんで居るものが目に見える様だった。
「こんな日にMでも来て呉れなくっちゃどうしようもなくなってしまう」目をつぶって組んだ手の上に頭をのっけて、
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「阿母さん」
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 つっぷしたまんま千世子はよんだ。二人は千世子の居るのなんか忘れた様に気込んで話して居た。
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「阿母さんてば」
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 小娘の云う様にじれて千世子は呼んだ。
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「どうしたんだエ、又かい」
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 Hと一緒に立ち上って千世子のそばによった。
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「又? どうしたの? あんまり生暖かいからでしょう」
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