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「今だからこんなにしても居るんだけれども、もう四五年も立つとまた私のきらいな声や形になって私にいやがられる様な子になっちまうんだろう」
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こんな事も思って居た。
達ちゃんは大した目的がある様に一本ずつ花を摘んで行った。両手にあまるっくらいつみためた時達ちゃんははにかみ笑いをしながら、
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「これみんなあげましょう、――随分沢山になった……」
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と云って千世子の腕の中にうす紫の雲の様な花束を抱えこませた。
千世子は手がつかれた様に感じるほどの花をかかえて達ちゃんと並んで先に来た道から又もどった。
丘の所にせまくつくられた豌豆の畑の、白い蝶の様な赤いリボンを結んだ様な花のどっさりついた一つるを根からとって千世子のも一つ別な方のうでにかけてやった。達ちゃんがいろいろと千世子に親切にしてやりながらも、
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「この人は私はどんな人だと思って居るんだろう、いつまでも覚えて居て可愛がって呉れる人かしら、私をあんまり子供あつかいにして居すぎる」
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とこんな事を思って
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