答えたであろうか。
深い原因からひきおこされた不幸は、それが大きければ大きいだけ、その深い根源に立ち入ってとりのぞかれなければならない。今日の世界は、社会の歴史を前進させ、不幸のより少い社会をつくるための悲痛にして名誉ある前衛大部隊として、諸民族の良人を失った妻たち、母たる妻たちの幾千万の発言を期待しているのである。[#地付き]〔一九四六年十二月〕
底本:「宮本百合子全集 第十五巻」新日本出版社
1980(昭和55)年5月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第4刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第十二巻」河出書房
1952(昭和27)年1月発行
初出:「婦人公論」
1946(昭和21)年12月号
入力:柴田卓治
校正:米田進
2003年6月4日作成
青空文庫作成ファイル:
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