の内部にはまだまだおびただしい反動の勢力が、千変万化して生きながらえているからである。
幸福は誰の手によって
さて総選挙は来る四月十日と公表された。有権者総数は三九、〇八〇、九九〇人である。今年はじめて登場した婦人有権者は二〇、九一七、五九三名であり、その残りの一八、一六三、三九七名が男子有権者である。これをみると婦人有権者の数は一割以上多い。私達婦人の一票が、明るい民主日本の将来のために、人民全体のよろこびのために、どれだけ大事な意味をもっているかということを、私たちは真心をもって理解しなければならないと思う。
日本の婦人の生活の有様は、どうであったろう。そして、今日、どうであろう。それは、くわしすぎるほど、これまでに触れて来たとおりである。民主の社会では、婦人だけの問題、婦人だけで処理しなければならない問題というものを持たない。社会を作っている半分の人々の悲しみ、困難は、はっきりその社会全体の幸福と不幸とにかかわることとして、男女共通の問題として解決されようとするのである。
半ば封建的であったこれまでの日本で、いわゆる婦人問題が、どう扱われて来たかというこ
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