たしは一生懸命、意志をつよくして、必要にこたえる準備に力を注ごうと思います。時間を忘れて木の葉の音をきいていないで、少くとも十時には眠る、という風にしててね。
これは、むずかしいようです、お願いというのは、わたしが又候ぽーとしたら、軽く背中をたたいて正気づかせて頂きたいということです。どうぞ、ね。
このごろは何だか、こわい、と思うことが減って、殆どないようになってしまったわ、新聞でフィリッピン中部に云々とよんでも。これは大変結構なことですが(こわくなくなったのは)それだからと云ってリアリズムを失ってはならないでしょう。〔中略〕
創造という丈の文学でないものは、或る特定の文化層の分解過程の醗酵物なのね。器用に其が飾られ組立てられ心にふれ[#「心にふれ」に傍点]られるが、それは要するに創作ではないのだわ。再現物なのね。文学に創作と、再現物とあり、作家と再現工人とがあるわけです。再現工人そのものに対して何と申しましょうねえ。読者がふさわしい時期に、それが醗酵物であるにすぎないことを知ることが出来ればいいのだし、そのためには、読者に文化的に親切であればいいのです。文芸批評の新しい根本の任
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