毎に、雪割草の上に、小さい人目に立たない七色の虹がかかるようになりました。虹は夏の空にだけかかるものではなかったのでした。雪割草の花咲こうとするあたたかみを、風はゆすって、滴る花しずくは、仄かな冬の虹となりました。
底本:「宮本百合子全集 第二十二巻」新日本出版社
1981(昭和56)年1月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第4刷発行
※初出情報は、「獄中への手紙 一九四五年(昭和二十)」のファイル末に、一括して記載します。
※各手紙の冒頭の日付は、底本ではゴシック体で組まれています。
※底本巻末の注の内、宮本百合子自身が「十二年の手紙」(筑摩書房)編集時に付けたもの、もしくは手紙自体につけたものを「自注」として、通し番号を付して入力しました。
※「自注」は、それぞれの手紙の後に、2字下げで組み入れました。
※底本で「不明」とされている文字には、「〓」をあてました。
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:柴田卓治
校正:花田泰治郎
2005年1月4日作成
青空文庫作成ファイル:
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