ったということがおわかりになるでしょう。それは、きのうの手紙をおよみになれば、おのずからあきらかなわけによって。
 さて、十七日のありがとうは皆によくつたえましょう。国男ったらね、折角国府津で心持よく暮して、よかったよかったとよろこんでいたのに、かえったその晩お酒のみすぎて下らないことにじぶくって、そのまま臥て、すっかり風邪を引いて、ずっとねているのよ。残念ねと云ったら合点してきまりわるそうにしていたわ。ずっとまだねていて、それもいいけれど、家中あやしくなってしまってそれが閉口よ。私なんかすこし危いの。薬のみましたが。
「思う」のこと、ありがとう。あれはね、抑※[#二の字点、1−2−22]は、この頃の妙な感受性をさけて語調をやわらげようとしてつけたわけです。自分として何にも思うという不決定な気持でない場合でも。だから「新しい年の――」に特に多くなったりしているのね。でも、もうおやめにいたしましょう。すらっと書いたものには「思う」なんか特別どっさりはありはしないのです、生活と本にしたって。
 あの省吾という叔父のことはいつかもうすこし書いてみたいと思います。私の幼女時代に一番強烈な印象を
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