出しますから。
あああしたは又休日ね。少くとも今夜は夜中に寿江子が出入りする音でおこされたくはないわね。丁度一しきり熟睡した夜中急に物音でおこされると、頭の中が妙に明るくなってもう永く眠れず、その頭の苦しさと云ったら。私はこういうときには思わず泣声でおこりつけるのよ。起した本尊はグーグーで。このいやな腹立たしさはあなたに想像もおつきにならないことでしょうね。
さて、きょうはよく眠ってヒステリーはしずまって居ります。電報頂きました。やっぱりもう待ち切れなくおなりになったのね。もうきょうはついているのでしょうけれど。あしたは届くかしら。
今度お送りしたのでない方を、この次暖くなったら又洗濯に出しましょうねえ。
大体今年は寒くなるのが早めのようです。
段々勉強したくなって来たからしめたものです。上林なんかゆかなくってよかったこと。ここのごたごたの物凄さは一通りでないのだからそれに馴れる迄反則いたしますからね。それに無頓着になるためには、なるたけ早くそれになれなければなりませんからね。他人が下宿しているのではないのだから人手がなければ赤坊のおむつも世話してやるし、台所へ往復もするし、
前へ
次へ
全471ページ中382ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング