そうすればいいでしょう。私が主婦役一人でね。そういうところのやりかたについてもいろいろとのみこめて来ました。二階をすっかりつかっているのはそういうとき便利です。
 連日の女人足の疲れ、相当ね。単純なつかれではありますが。疲れて風邪気でもあるから、本当は私は少しクンクンになりたいところです。クンクンになって、あの美味しくとけるようなボンボンをたべたいと思います。
 あんなボンボン類なしねえ。美味しがるのを御覧になれば、あなただって思わずもっとたべさせたいとお思いになるのも無理がない次第でしょう。この節はなかなか手に入りませんでした。だからもし見つけたら私は一つや二つ夢中と思うわ。味なんか分らないでしょう。半ダースもたべてたべて、ああやっとおいしさがしみとおったわというのでは恐慌かしら。恐慌的ということのなかにも愛嬌のあることだのうれしいことだの恐縮なことだのがあったりするわけなのですから、ユリのボンボン好きぐらい、ねえ。理の当然ではないでしょうか。それはみんなユリが丈夫で、いい味覚と特別に高い趣味とをもっているということにほかならないのですものね。
 ボンボン貪慾についてあなたはすこし辛
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