の行列歩調のきまっているものについては。一つ義務というものについて考えてみたって、私が本をなかなかかき出せないわけが分って下されるでしょう? イギリス人は紳士道の一つとしてデュティー・ファーストと教えます。しかしデュティとは何でしょう? インドに向って船を駆ってゆくそれはデュティであったのです。だからキプリングがああいう愚劣な女王の旗の下になんていう動物物語を「ジャングル・ブック」のおしまいに加えているのでしょう。
 本当にこの紙はひどくてすみません。伊東やへ行くと、先つかっていたようなタイプライターの紙があるかもしれないのだけれど、あっちへつい足を向けないものだから。原稿紙だって今時はなかなか自家用をこしらえるなんてわけには行かないのよ。私は自分の原稿紙だの用箋だのをつくらせるのは寧ろ滑稽な感じがするのよ、何々用箋だなんて。そんな紙に手紙かいて、一層滑稽なことは自分の名を印刷した封筒に入れてね。
 原稿紙もあたり前に何のしるしのないものをこしらえさせてはいたのです、用箋の紙はおそらくないでしょうね。あれば日本紙でペンでかけるのなんかでもまあ用に足りますね。ボロに還元するに時間がいくら
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