れど、そうして一家を動かしておいて、さて今月からは、では少々こちらも困りますので。
「それに応じて」の物語は、これで一篇の終りとなりましたわけね。実際には滅多にないにしろ、やっぱりいやよ。ですからこうしておいて下すってうれしいわ。そうすれば、ロバはロバなりに嬉々として小さい鈴でもシャンシャンならしながら小走りぐらいは厭わないのよ。駿馬を使うよりロバを使う方が遙にむずかしいのよ。その天下の理を果して何人の良人が心得ているでありましょうか。クサンチッペになることは本来の性に逆らっているから、デスペレートになった揚句というおそろしいわけ合いで、我ながらのぞましくない仕儀です。どうもありがとう。
 てっちゃんは私が留守のとき林町へ電話をかけた由です。きっと会いたかったのでしょう、電話して見ます。
『季節の随筆』、本当にそうね。私が折々感じて書いたりしていること御同感の節もあるでしょう? 亀戸に住んだりしたの「くれない」以前なのよ。そのことについても私たちは何かの感想を抱きます、外部的にそんなことの出来にくいということのほかにも。旦那さんはゴの先生をよんでやっているそうです。「父ちゃんゴに余念な
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