せん。日本に最初の仕事なのだけれど、これまた系統が立ちすぎて、なかなかの苦労というわけでしょう。評論風の仕事でやってみたいのは今そのプランと、荒木田麗子とかいう徳川時代の婦人歴史家の仕事についてのノート。これは手近で、案外『文芸』あたりにのるのかもしれません。徳川時代の女が和歌俳句の領野にかたまっていたとき、この細君一人、永い歴史ものをいくつもかいています。この夫人の旦那さんはものわかりがよかったのよ。大いにはげまして、方法も教えて(或は)テーマもヒントしてやったらしいのですから、夫婦としてもなかなかほめるべきです。この女のひとと、婦人の狂歌師――諷刺詩人が一人いてね、それもどういうのか知りたいの。何をどう川柳としてうたったかということについて。大変珍しいのですもの、女のそういうジャンルの人は。
小説は、筑摩の仕事まとめてからかかります。ほんとに骨格のしゃんとした、肉づけの厚くて動いている小説かきましょうねえ。
太郎が四月一日、きのうから学校よ。三百二十何人か新入学だそうです。五組にわけて、太郎は第三の組。今年から国民学校で八年です。きのうは、あれからカンガルーのブックエンドをお祝
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