りますもの、ね。そして、たとえば、前の方でそれについてかいている評論の筆者とのことについて考えてみても、友情そのものがやはりひろいというかいろいろまじっているし。でも又ふっと考えて、たとえば、同僚感という文字があの文章の中に一つもつかわれていなかったということについて考えます。そのことで、このお手紙に云われている点は(感覚というものの根源の微妙さとして)あたっていますね。それも面白いと思います。なかなかギロリはつよい光度をもっていて愉快ね。
 新しい読書は、大変活々とした感情でよまれます。もとよんだときとは又ちがいます。〓期としての生々しさがちがうから。五五一頁ある本です、よんでいるのは。
 文学について、国民文学ということも、私の考えている或は感じていることの健康さが一層明かに感じられるのですが。
 毎日の早さどうでしょう。
 きのうは、『漁村』という全国漁業組合の雑誌に婦人のための文章をかいて、漁村の婦人の生活にふれたものをかいてみるために、いろいろしらべて、年かん類勉強したら、日本は四面海もてかこまれし国なのに、漁村生活の調査が不十分にしかされていないのには何だかびっくりしました
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