っていた桑原という医者(ケイオーの人)が、一昨年盲腸を切って入っていたとき、ふと眼のことを考えて、すこし変化しているように思って又調べて貰おうとしたの。そしたら、私の眼はちんばで右左ちがうが、度のちがいすぎる眼鏡はわるいからこのままと云ったのよ。
私はそれを信じて居りましたからね。そしたら、きのうの話では、2.0と 3.0 ぐらいの相異は全く普通でいくらでも差をつけていいし、差がないと見える方の眼だけで見ていることになってよくない、それだろうというわけです。眼をつかうのだからそんな差はやはり大切だというの、永い間には。全く何だか分らない。執拗に自分の眼の感じで追って行くしかないわけになってしまいます。左の方のことよく明日研究してね、それでおさまるでしょう、しかし、神経はよっぽどつかれたのね。これまでにどんなに損していたでしょう。残念だこと。私は何だか段々慶応がすきでなくなります。内科のお医者で今戦争に行っている人はしっかりしていると思っているのですが、どうかしら。
お医者などという人は、ずっと永年かかって、体の特殊な条件をすっかり知っていてもらわなければ、いざという重大なとき何の足
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