二十五日づけのお手紙をありがとう。
 先ず早寝のこと。それでも八点下すってありがとう。九時に切りあげることは着手しはじめました。おそくなる[#「なる」に傍点]のではなくて、する[#「する」に傍点]のだということ、これは本当だし、笑ってしまった。こういうことからもいろいろフエンして会得することがあります。した[#「した」に傍点]こととなった[#「なった」に傍点]こととの分別が明瞭を欠くところが大いにあるのですね、私の生活に。すべく意志して、した[#「した」に傍点]こと。それから、しまい[#「しまい」に傍点]と思ったがした[#「した」に傍点]こと。後の方をとかくひっくるめてなった[#「なった」に傍点]とする。貴方にはその区分が明瞭だから、した[#「した」に傍点]ことを「なった、なった」と云っていて、それは、理由づけにならぬ理由づけで、いかにも非理性的に見える。おかげさまで私にも追々はっきりして来ました。だから、なかなか早寝早おきも意味がある。ただつや[#「つや」に傍点]がましになる以上に。物事に対する態度が学ばれるから。だから、これからはこうきめます。早く寝ようと思うときには十時を励行
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