sアレスのベッドは買ったもので、年数でいえば、詩を書く友達が亡くなったときだからまる三年ぐらいですが、スプリングがすこし弱って来て、背骨によくないといけないので板を並べてスプリングをあてにしないことにしたわけです。追々暑さもなくなるから又この机とベッドとをよく使って勉強しましょう。
 私たちの生活にあっては、勉強・仕事なしでは感情そのものの重量さえもちこたえ難いということを最近痛感しました。苦しいことがあると益※[#二の字点、1−2−22]仕事に身をうち込むということを、よく伝記や何かで割合あっさりと書く習慣があるが、人間が苦しいとき愈※[#二の字点、1−2−22]自分の仕事の価値を知り、それに深く結びつくのは、その人間がそれまでの過去において、既に相当までその道での苦労を重ねているということですね。苦しいとき自分を救うものとして自分の仕事を自覚し得るということ、救うに足るだけの技術、方向をつかんでいるということ、このことはなかなか大した生活の蓄積であると、おのずから感服するところがあります。
 お話の本のリストの追加分を同封いたします。封緘の紙質がわるくなってインクがしみて書きにくが
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