う。おりおり感動のあまり頁の上を手で思わずなでながら読んでいます。
十六日 一昨日から昨日の雨は、山陽線の岡山よりすこし手前のところで土砂崩壊による列車テンプクを起し、二重衝突が起って修学旅行に出かけた小学生を多く殺しました。きょうはすっかり晴れて、うちでは満帆を張りひろげたように白い洗濯物を干し、畑ではくさりかけている麦の手入れと始末に大わらわです。
隆治さんはきょうもう仕事に出ました。私はタバコを売ったり、電話をきいたりする。こっちの電話は略語と専門語とがあるのでなかなかむつかしい。アクセントがちがうから、地名がはっきりしなくて。
今午後の二時頃。お母さんとたくさん洗濯をした多賀ちゃんとは下で昼寝。きょうは面白くて四十三頁もよみました。
十七日 きょうはさわやかな上天気です。家じゅうのぼろや、ぼろでないものを出しかけて洗ったり、干したり、はたいたりしています。私も頭をプラトークで包んで、二階の掃除をし、東の日の一杯当るところへ夜具を皆ほしたところです。稲子さんから御香奠を送って下さった。明日は二七日です。早いものだと思う。前の河村さんの長男は工場に通って旋盤ですが、足の踵が
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