合は直接工場、学校、農場で、技術家、熟練工養成のために、あらゆる支持を与えている。
 五ヵ年計画が着手された当時、最高経済会議の調査によると、熟練工、不熟練工の比率はこうだった。
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熟練工    四一パーセント
不熟練工   五九パーセント
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 それを五ヵ年計画によって、一九三三年の終りまでには熟練工六〇パーセント、つまりドイツ、アメリカの技術水準まで高めようとしているのだ。
 一九二七年度の技術学校卒業生を、産別、出身、ロシア共産党所属率とわけて見るとこういう工合だ。
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 産別    労働者出身率 ロシア共産党及青年同盟への組織率
工業(昼間)  二四・六   二〇・七
〃(夜間)   七二・五   四〇・〇
農業      一〇・二   三八・七
教育      一三・八   三九・九
医業      二三・六   一七・〇
経済生産    一五・五   二九・七
芸術      一〇・一    五・五
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 現在工場に働き、しかも正常な予備教育はうけられなかった労働者、農民が最も大多数包括さ
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