設し、「人」として最も大きい飛躍をとげる原動力は、青年たちと婦人たちでなければならない。
学生の政治活動が見られるようになり、各種の組合青年部が活溌となって来ているには、抑えることの出来ない必然がある。未来はわれらのものなり、というとき、青年たちの胸に木魂《こだま》する声は何であろうか。犠牲の甚大であった自分たちのこれまでの生活にかけて、その未来をもたらすものは、我等若もの、と応えずにはいられまいと信じる。[#地付き]〔一九四六年四月〕
底本:「宮本百合子全集 第十六巻」新日本出版社
1980(昭和55)年6月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第4刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第十二巻」河出書房
1952(昭和27)年1月発行
初出:「民衆の旗」
1946(昭和21)年4月号
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2003年9月14日作成
青空文庫作成ファイル:
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