とが着手し動き出しているのですから。)念のために。
更に
加藤さんは、云わば「アメリカ面での日本婦人代表」めいた存在です。社交的に いかにも顕著な存在ですが、日本の実際には大した足場がありません。そのために、アメリカの目の下で、社交性を裏づける「何か一つ」をやらなければならないという焦燥があるということがわかりました。そのために、いろいろの婦人間の動きもするということがわかりました。
これは、話している間に私の感じたことですが。――御参考までに
[#ここで字下げ終わり]
○ 婦人民主クラブ役員改選のこと
来る六月十三日の会合で、多分役員改選が議題にのぼるでしょう
今まで発企人のいすわり常任幹事でしたが幹事全体と地区の代表のような人でセンコウ委員を選んで そこからのスイセンコーホを、更に決定する方法です。
私は再選されたにしろ幹事はやめます 必要なら、新聞『民主婦人新聞』の編輯か相談役にはなります。
婦人部のかたその他適当と思われる方はなるたけそれぞれの地域で かたまって婦人民主クラブをこしらえて下さる方が、将来のためにいいでしょうと思います。
○総同盟について
この間大町さんが、総同盟も単一組合となって、どちらの区別もなくなる、とお話し下すったように思います。総同盟は、自分たちの内部で丈単一組合化をやるので、他の系統の組合と合流した単一化になるのではないようです。従って、総同盟単一組合中の婦人部の問題はイゼンとしてあるわけです。お話のきき間違いかとも思って、一寸。
底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
1981(昭和56)年5月30日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第2版第1刷発行
初出:同上
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2004年2月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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