婦人部へ来たかどうか長島さんにきいて下さい。もし、来ていたら、十七日には出席して
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(一)[#「(一)」は縦中横]労働組合婦人部は、神近、深尾の如き人々のおもちゃではないこと。深尾の文化的戦犯性(ファシズム謳歌者であったこと)
(二)[#「(二)」は縦中横]新聞では、進歩党婦人代議士が 老人は二食でよい、と云った。そういう婦人代議士を、組合婦人部として支援し、空虚なデモに動員されることは、出来ない。
デモをすると新聞に出ていたが、それのために組合婦人部を私用することは国民が認めない、とはっきり抗議すること。
いかに総同盟婦人部がおとなしくてもまさかこれをよろこびはしまい、と。
招待状が来ていたら長島さんに必ず出てもらって はっきり云ってもらうこと、
組合婦人部の解消のようなことですから。どうか、抗議の要点も明瞭におつたえ下さい。
必ずお願いいたします。
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○大町さんの写真のこと対策へおっしゃって下さい。思っているより重大であることをよく云って下さい。
○全日本婦人大会について、のプリントは各新聞社にまわしたでしょうか、
吉田玉緒、宮古 鷲沼(毎日)その他は当日ちゃんと出席してくれるよう、よく連絡をとって下さい。
○十七日には 必ず 槇氏、大町氏は御出席下さい。
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五月二十一日
この次の婦人部会の議題に願います。
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一、農民委員会の婦人に関する研究
(前回出来ませんでした)
二、総同盟組合婦人部の活動を具体的に調査研究して、よい素質の組合婦人でも、共産党が正しいのは分っているが、会合はあっちがよいからと出席する理由を発見すること、そして、技術上学ぶこと。
三、新日本婦人同盟(市川対原田さんたちの件)早く婦人民主クラブと連絡ある活動をしたいと思います。全く統合してはしまわなくても。そのために 原田さんのグループ、大町さん槇さん宮本どこか特別の相談会をおもち下さい。その結果、婦人民主クラブの方は、下ごしらえしましょう、この前、みんながヤッキで反対したそうだが今回加藤さんは、ああいう会さえこしらえかけたのだから反対するケンリを失ったわけで
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