スビョートロフ    「詩集」
セラフィモウィッチ  「争闘」
スタフスキー     「コサック村落」
スルコフ       「詩集」
ファジェーエフ    「ウデゲからの最後の者」
チュマンドリン    「ラブレ工場」
チュルキン      「氷片」(戯曲化)
ショーロホフ     「静かなドン」
シュウェードフ    「ユールバザール」
ユーリン       「詩」
エルドベルグ     「支那小説」
ヤセンスキー     「パリを焼く」
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 注目すべきは、この表に、多くのコムソモール出の作者の名が現れたことだ。彼等はドンバスの炭坑から、ヴォルガ沿岸地方から、またごく辺鄙な農村から出て来たコムソモール達だ。
 例えばラップの事務所へ行って、何か質問をする。黒地に赤糸で縫いをしたルバーシカを着た快活な青年が、親切にだが到っててきぱき応待してくれる。事務員ではない。彼は作家だ。この表にも名の出ているチュルキンだ。――若いソヴェトのプロレタリア作家たちは、見かけからして、ブルジョア作家の病的な特性をすてきっているのだ。

       社会主義の勝利へ!

 
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