提言した。
「ラップ」からはキルション、ベズィメンスキー、セラフィモヴィッチの三人が代表として大会に出席した。「ラップ」がプロレタリアの階級的作家団体として経て来た過去二年間の闘争をキルションが報告した。彼は、偽りない態度でプロレタリア作家のまだ清算しきれない欠点として、文学制作に於ける唯物弁証法的手法の不十分な獲得について云った。しかし、「今こそ、プロレタリア作家は、党の中央委員会の文学に対するテーゼにおいて課せられた任務――プロレタリア文学の指導権を闘いとるべく前進している。――それは事実だ」。拍手。「同志《タワーリシチ》! われわれプロレタリア作家はただ書いたばかりではない。書くために、実際革命に直接参加しなければならないことを認めて来たし、認めている。党の委任に従って、党の出版物の委任に従って、我々は多くの任務も果した。我々は階級的敵と作品を武器として闘ったばかりではない、面と面つき合わして闘ってきた。今年、二人の地方ラップ(プロレタリア作家同盟)指導者が農村で富農のために殺されたことは偶然ではない。我々は、これまで嘗て書斎に閉じこもっていたことはなかった。これからも閉じこもらない。我々は社会主義建設の直接な参加者になりたい。我々の創作が党の手によって我等の敵に対する武器となることを希うのだ。」
キルションは、ソヴェト各地方の党機関が、支部ラップに対して、これまでより一層注意ぶかい支持者となることを要求した。階級的文学運動のための働きが、党、赤軍内での働きに比べて、傍系的な、場合によっては劣った仕事だと考えたがる党員の偏見を、彼は滑稽に描写して代表を笑わした。
そして、キルションが、最近のプロレタリア文学の代表作として六十の作品を列挙して読み上げた時、大劇場にいっぱい詰っている党代表者たちは、あっちこっちから元気に叫んだ。
――足りないぞ! 足りないぞ! もっと沢山待ってたぞ!
これは、嬉しい鼓舞ではないか! 全ソヴェトの大衆は、ほんとに待っているのだ、彼等のプロレタリア作家が、百も千も、いい彼等の文学的生産を示してくれることを。
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報告された作品と著者。
アフィノゲーノフ 「恋人」「マリーナのジャム」
ベードヌイ 多くの、読者に知られている傑作。(毎日の『プラウダ』にのせられる詩作を中心
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