.95○連隊長マレールのリュシアンに対する悪感情
○決闘して負傷したリュシアン 兵士のメニュエルに介抱される メニュエルとリュシアンの感情
p.114 ナンシイの名医王党派デュ・ポワリエ氏
○(舞踊会)の chapter
ド・シャトレール夫人への恋 彼女のリュシアンへの愛慕
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〔欄外に〕
スタンダールの時代の共和主義者というものの考えかたはどういうものだったのだろう。サン・シモニズムだけだったのか
‖
民衆――プロレタリアートの意味がつかまれていない思想のゴーチエ、これはゴーチエの問題かスタンダールの問題か。
○ブルジョア夫婦に対するスタンダールの嫌悪 p.98
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スタンダールのルシアン
ルシアン・ルーヴェンも、若くてはげしい気象でしかも矛盾した内的要素をもつ人間としてかかれている。
p.167 するとおれは一生板ばさみだな。
一方には――
他方じゃ
p.279 リュシアンは己惚れ男と思われている。しかしむしろはなはだひかえ目な男 ナンシーにおける振舞いは己惚れ
手紙を見れば少年
○スタンダールはルシアン[#「ン」に「ママ」の注記]・ソレルの場合貴族への憎悪をつよくあらわしている。
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ルシアン・ルーヴェンのブルジョア性として正統派 エゴイスト 礼式ずくめ、過去への執着と、猛烈な共和派を見ている。
スタンダールの内面は、いろんな万華鏡で何人かのルシアンにあらわされている。
〔欄外に〕
ルシアン[#「ン」に「ママ」の注記]・ソレルがはげしい性格そのもので冷やか[#「冷やか」に傍点]になったように、打算したように、ルシアン・ルーヴェンもナンシーの上流社会に対してそうだ。
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p.306 現代の行儀作法は正しくて洗煉されている。――その青年独特の、幸福の追求のしかたについてはどうだ。それについてはなんにも分らないのだ。」
スタンダールの十九世紀観
「緑の騎士」
p.87 ひとくちに云えば十九世紀の社会はほとんど快楽というものを味わせてくれない。
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――「リュシアンも」現代文化が作りあげた数知れぬこまかな作法にそむくまいとしている。そうして、そういう虚栄心や恐怖心があらゆる激しい好尚にとって
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