はやすい金でとりあつかってくれる。ときどき荷が落ちることがある。会社で、その代をはらう。
(五)[#「(五)」は縦中横]何か一つどこかで荷が落ちると、その震動がどこまでも伝る。そしてあの椅子が少し弾むようになったときにあのくいついたところがはなれる。
(六)[#「(六)」は縦中横]箇人的のものをとりあつかって、とめ置きも、配達もしてくれる。ときには、もいわの田舎人が自分のかいものをのせて行ってもらうこともある。



底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
   1981(昭和56)年5月30日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第2版第1刷発行
初出:同上
執筆:1917(大正6)年3〜4月
※「*」は不明字。
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2004年2月15日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全8ページ中8ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング