なると長屋グループがよこさぬ。五人ぐらい失った。
〔欄外に〕いつ首をキラれるか分らないという日常の不安。
――――――――――
一どきに何も彼も喋ってしまった。
托児所になじみが浅いのに。
[#ここで字下げ終わり]

 荏原では移動に力を注いで、うちをからにした。
 うちに一人おいて、外へ三人。
 市電のキキン募集に冷淡 応援委員会への話に対して、反応しない。
「さあこの頃はどうですかね、この頃は早ねをしてしまいますからね」
「出なけりゃいけないんですけれど、あいにくその晩親類に何々があって――」

 去年の秋。
 加藤勘十の労救の城南の懇談会をもった。
 渡辺さんが出た、
 大崎へひっぱられ、九十日間おいた、
 托児所へかえるな、それじゃいる、

 一月十九日の晩の父母の会。
 このときは古い人はとられ(四人)あずま、かめいどから応援 労救の人のおくさん。
 三人で子供十七人
 集ったものは七人 父二人、母五人 皆職場がある。

 藤倉
 ――足袋(百人)トラゴム
 印刷(行政学会印刷所)二百人
 田中製作所
 新興河上[#「新興河上」に枠囲み]
 保母三人、
 中心は、どうしたら保
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