次第に肯定するような気もした。そして結論はその方に落ちついた。東京へ出て、昔の山仲間が焦土の中での都会生活が無味なものになっただけに、元気で山を忘れず、むしろそれを一層美しい夢として、今もなお思慕している姿に接してからのことであった。[#地から1字上げ](昭和二十一年十二月二十五日)
底本:「風雪のビバーク」二見書房
1971(昭和46)年1月12日初版発行
入力:ゼファー生
校正:門田裕志
2005年2月20日作成
青空文庫作成ファイル:
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