雲の峰
一日の旅おもしろや萩の原
白露や原一ぱいの星月夜
茸狩や友呼ぶこゑも秋の風
おのが荷に追はれて淋し芒賣
【琴平】
木の緑したゝる奧の宮居哉
水鳥や蘆うら枯れて夕日影
澁※[#「※」は「木へん+「弟」から一、二、三画目を取ったもの」、第3水準1−85−57、16−11]や行來のしげき道の端
※[#「※」は「木へん+「弟」から一、二、三画目を取ったもの」、第3水準1−85−57、16−12]の實やうれしさうにもなく烏
澁※[#「※」は「木へん+「弟」から一、二、三画目を取ったもの」、第3水準1−85−57、16−13]のとり殘されてあはれ也
【内藤先生等と言志會を結びし時】
澁※[#「※」は「木へん+「弟」から一、二、三画目を取ったもの」、第3水準1−85−57、16−15]もまじりてともに盆の中
【鬼女腕を奪ひ去る圖に】
凩に舞ひあがりたる落葉哉
雪の跡さては酒屋か豆腐屋か
【傾城戀飛脚〔三句〕
芒尾花はなけれとも世を忍ふ身の】
招く手はなけれど淋し枯薄
【こゝらあたりに見なれぬ女中】
いぶかしや賤が伏家の冬牡丹
【ものいはず顏見ずと手さきへなとさはつたら】
闇の
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