ッド・サマリタン病院で看護婦の訓練を受けたのだ。サミイとは正反対の、男性的な強い性格で、だから二人は、まるで夫婦のように気が合ったのだろう。実際ルロイは、良人が妻を愛するようにサミイを愛して、第三者には滑稽な位いだったと言う。
この、同性愛の第三者として、ルウス・ジュッドが割り込もうとしたに相違ない。ここに悲劇の発端が生じたのだが、長く良人と別れていた彼女も、性的な淋しさや何かから、病的にサミイへ近づいて行って、そこに、アン・ルロイとの間に恋の鞘当てが始まったのだ。
フォニックスの病院の看護婦で、ルシイル・ムアというのが、兇行の前夜、木曜日の晩飯に二人の家へ呼ばれて行ったのだが、その時、ルウス・ジュッドも来ていて、何となくルウスと犠牲者の女二人とのあいだに険悪な空気があったようだと証言した。ルウスは公然とサミイに興味を示して、食卓の下で手を握ろうとしたりなど、その度にアンは、見ないようにしながら、顔色を変えていた。同性愛の猛烈な闘争が遂に火を発して、この犯罪を生んだものであることは言うまでもないのである。ルウス・ジュッドが良人を愛していたことも、偽りのない気持ちではあろうが、こ
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