に借用した訳で、情景相即した趣きの深い歌である。

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冬来り河原の石も人妻の心の如く尖り行くかな
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 冬ともなれば人妻の仕事が一段とふえるので、それに伴つて心が円味を失ひ自ら尖つてくる。丁度その様に河原の石も暖か味を失ひ、堅い影を帯びて尖つて行く様に見える。これは河原の石の印象を人妻の心であらはさうとしたものの様であるが、反対に人妻の心の尖つてゆくことを云ひたい許りに河原の石をかりたのかも知れない。

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従はぬ心は心いとせめて変りはてぬと人の云へかし
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 どうも心が進まない、強いて心を翻へす様にし向けて貰ひたくない、又片くなな心だと思はれたくもない、従はぬ心はその儘そつとしてそれには触れずに、せめて晶子さんもすつかり変つてしまつたと位に云はれてやみたいものである。まあこんな風にやつて見たが、少しむつかしくてよく分らないのが真相である。

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女より選ばれ君を男より選びし後の我が世なり是れ
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 このみじめさは如何です。これが沢山の女の中から私をあな
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