B私もできるだけ、その馬の声をまねしてみました。すると今度は栗毛が、別の言葉を教えてくれました。これは、「フウイヌム」という、むずかしい言い方でした。とにかく私が馬の言葉がまねできるので、彼等はとても感心したようです。それから、彼等はまだ何かしばらく相談していましたが、それがすむと、また前と同じように、蹄を打ち合せて二匹は別れました。
 青毛の方が私を振り返って、手まねで歩けと言いました。私は黙ってついて行くことにしました。私がゆっくり歩くと、彼はきまって、「フウン、フウン」と叫びます。これはたぶん、ついて来いという意味なのでしょう。
 三マイルほど行くと、一つの建物がありました。材木を地に打ち込んで、横に木の枝を渡したもので、屋根は低く、藁葺《わらぶき》でした。馬は私に先に入れと合図しました。
 中に入ってみると、下の床は滑らかな粘土で出来ていて、壁には大きな秣草棚《まぐさだな》や秣草桶がいくつも並んでいます。子馬が三匹と牝馬が二匹いました。別に物を食べているのでもなく、ちゃんと、お尻を床の上につけて、坐っているのです。私はびっくりしました。
 もっと驚いたのは、ほかの馬たちが、みん
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