螢の燈台
野口雨情
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)傘《からかさ》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)河原|鶸《ひわ》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「石+隣のつくり」、第3水準1−89−14]
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著者より[#「著者より」は大見出し]
童謡は、童心から生れる言葉の音楽であります。童心から生れる言葉の音楽が、芸術的価値があつたならば、童謡と言ふことが出来ます。
又、童謡は、童心から発した自然詩であると言ふことも出来ます。童心から発した自然詩は、純真不※[#「石+隣のつくり」、第3水準1−89−14]の芸術であります。純真不※[#「石+隣のつくり」、第3水準1−89−14]の芸術が歌謡であつたとき童謡となるのであります。
童謡は、童心より生発する言葉の音楽であり、自然詩でありますから、表現は単純化されてをります。単純化とは、複雑の究極であつて、作品の芸術価値(殊に童謡に)は、単純化か否かによつてわかるることが多い
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