て行つた
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かうして、湖の船頭達の間には、この不思議な唄がいつまでも謡《うた》はれてゐました。それが軈《やが》て村の子供等にまで謡はれるやうになりましたが、誰一人この不思議な唄の意味《わけ》を知つてゐる者はありませんでした。
ただ知つてゐるのは湖の水神様《すゐじんさま》ばかりでした。
底本:「定本 野口雨情 第六巻」未來社
1986(昭和61)年9月25日第1版第1刷発行
初出:「東京朝日新聞 夕刊」
1921(大正10)年5月14日〜20日
入力:林 幸雄
校正:今井忠夫
2003年11月24日作成
青空文庫作成ファイル:
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