がら先に立つて梯子を上つてゆく、皆んな後から続いて上つた。屋根裏には小さい手ランプが一つ点《つ》いてゐるが、誰の顔も薄暗くてはつきり見えなかつた。
これが札幌で二度目に啄木に会つた印象である。
底本:「定本 野口雨情 第六巻」未來社
1986(昭和61)年9月25日第1版第1刷発行
初出:「現代」
1938(昭和13)年10月号
※「廐」と「厩」の混在は底本通りにしました。
入力:林 幸雄
校正:今井忠夫
2003年11月24日作成
青空文庫作成ファイル:
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