ダガ、オレガ初メ見出シタ故ニ、南平モ悦《よろこ》ンデ、オレノコトイロイロ骨折リヲシテクレタ」
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野郎いよいよ千三屋《せんみつや》だ、今度は御祈祷屋を開業――と神尾は註を入れて読み出すと、
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「近藤弥之助ノ内弟子ノ小林隼太モ、トウトウオレノ家来ニナツタカラ――」
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近藤弥之助というのは、やっぱり幕下《はたもと》で、今時指折りの剣術遣いの一人で、そいつの内弟子の小林という奴、前にも相当の代物であった、こいつも、いよいよ勝の馬鹿親爺の弟子となったと見えるな、しかし、どういう了見《りょうけん》だか知れたものではない――
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「毎日毎日来テ、イロイロト奉公ヲシタガ、ウチガナイ故、浅草ノ入屋[#「入屋」に傍点]ニテカナリノ家作ガアルカラ買ッテヤッタ、剣術仲間ヘ頼ンデ稽古場ヲ出シテヤッタ、下谷ムレ[#「ムレ」に傍点]ガヒイキニシテクレル故、内職ニハ大小売買ヲシテイタガ、シマイニハ金廻リガヨクナッテ、フダン身ノ上ノ世話ヲシオッタガ、悪ガシコイ奴デ、仲間ハ皆ンナガイロイロハグラカサレタ、江戸ヲ三度借倒シテ三州ヘ
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