ら都合五十八名ばかり、えりぬきの……それから戯作《げさく》の方なんでげす、これは刺身のツマとして……八名ばかり差加えようてんで……絵かきが五十八名もいて、文書《ぶんか》きが八名では比較が取れまいとおっしゃる――そこでげす、文書きの方は、どうしようかと考えてみたんでげすが、拙がひそかにこの計画を洩《も》らしやすてえと、ぜひ幾人でもいいから差加えていただきてえ、絵かきの下っ端で結構、刺身のツマとして、ぜひ差加えていただきてえと、先方から売り込んで来るんでげすから、のけるわけにいかねえんでげす、そこで、刺身のツマとして文書きを八名ばかりがところ、差加えてやることに致しやした――それから書道の方でがす、次は役者――この役者てえやつが、おのおの家柄があったり、贔屓《ひいき》があったりして、いちばん事めんどうなんでげして、鐚もこれが人選には困難を極めやした――それから長唄、清元、常磐津、新内、芸者の方からは誰々、お女郎はこれこれ――和歌と、発句と、ちんぷんかんぷん――委細のわりふりと、面ぶれはこの一札をごらん下し置かれましょう、これが、拙の苦心惨憺たる帝国芸娼院の面ぶれなんでげして……」
 だいた
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