ーだと言って居る。しかし僕等の考えでは、農本主義イデオロギーは没落過程にある寄生地主のイデオロギーであると思う。一般にファシズム・イデオロギーを評価する場合に、そのイデオロギーに引きずられる階級層というものと、そのイデオロギーを生産し指導する階級層とを区別しなければならない。その意味で、例えばドイツでも人民革命が問題であって、従って小ブルジョアの不安ということから、直ちに反動的な哲学が引き出される様にいうことは疑問と思う。
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戸坂 僕もそう思う。
C D君によって、その点は明らかにされたと思います。
中村 ハイデッガーを知るに、何を読むのが近道でしょうか。
戸坂 ハイデッガーの『存在と時間』です。また簡単に知ろうとするには、ハイデッガーの『形而上学とは何ぞや』であります。湯浅氏によって訳されたものが理想社から出版されています。
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   結語

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戸坂 要するにハイデッガーの哲学は、自然及び社会に対する科学的認識の否定を意味する。
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