つかをここで読み合わせることが出来るだろう。――最後にただ一つ私の気にかかる点がある。それは数学教育の問題を一旦別として、博士は日本に於ける教育家或いは師範教育乃至師範的教育に対して、どういう社会的批判の態度を取っているのであろうか。アレキサンドリア的学者と共に、先生的[#「先生的」に傍点]イデオローグも亦、科学的精神の敵であることを私は痛感しているので、この点博士の意見に期待する処が大きい。
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(一九三七年七月・岩波書店版・四六判・三四八頁・定価一円八〇銭)
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 18[#「18」は縦中横] ミショオ著 春山行夫訳『フランス現代文学の思想対立』


 Regis Michaud, Modern Thought and Literature in France, 1934 の翻訳に、訳者の「付録、人民戦線以後の文学」という政治的・文学的・クロニクルをつけたもの。訳者は「あとがき」で云っている、「ミショオがアメリカにいて、現代のフランス文学を三十年代の文学の見方から展望したことは、ある意味で、私のようにフランス文学だけを特に『フ
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