だということは天下の常識である。すると高等課の警察行政としての欠点は、例えば政党政治や其他色々(夫は後で考えよう)の必要から、××でないものに就いてまで××の成立を示唆することによって、警察権力を活用するという点にあることなる[#「あることなる」はママ]。之が無用で××で××であることは云うまでもない。
高等警察が政党政治の傀儡だからいけないという理由は、だからごく悪く常識的な理由に過ぎないのであって、実は政党政治其他[#「其他」に傍点]の必要に応じて警察行政上の××をやる常習機能だからいけない筈だったのだ。実際「高等」警察は何も政党政治や何かに限られているものではなく、又単に政治や経済や宗教の問題に限られているものではなくて、一切の越権は、一切の職権×用は、皆多少とも「高等」政策の意味を有っているし、又高等政策の必要に迫られたものが多いのである。一体高等警察というのは、犯罪の性質が主に高等(?)であるからとか、犯罪者が主に高等(?)な社会階級にぞくしているからとか、いう点も多分にあるが、併しそれは先ず、高等政策警察[#「高等政策警察」に傍点]を意味しているのである。高等政策警察とい
前へ
次へ
全402ページ中283ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
戸坂 潤 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング