l間史の哲学の理念となって今日に到るまで展開されているが、この系列に属する所謂「歴史哲学」は何れも同時に社会哲学の名に値いする。一方ヴィーコ G. B. Vico(1668−1744)は歴史哲学の始祖に数えられるが、其系統に属する現代の社会科学者には社会均衡論の代表者パレート V. Pareto(1848−1923)がいる。多少評論家風の歴史哲学的な社会哲学者を挙げるならばシュペングラー O. Spengler(1880−1936)が代表的である。なお歴史哲学を一般化して広く生の哲学者に及ぼし、又評論的な傾向を押し拡めて文学的な思想家に及ぶならば、今日ニーチェは社会生活の哲学にとって重大な地盤を提供すると見られている。
歴史哲学に直接関係あるものは社会思想乃至広義に於ける社会主義である。デモクラシー・ファシズム・共産主義・無政府主義・科学的社会主義の主張乃至研究は、社会哲学の最も重大な且つ略※[#二の字点、1−2−22]《ほぼ》共通な内容をなす。カント主義に属する社会理想主義として、ナトルプやシュタムラー R. Stammler(1856−1938)の社会哲学があり、カント的マルクス
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