も一個[#「対立した而も一個」に傍点]の規定だったのである。吾々は夫をすでに、科学に於ける認識構成[#「認識構成」に傍点]という名で呼んでおいた。
 処で科学に於けるこの認識構成[#「認識構成」に傍点]が、科学に於ける実在の模写[#「実在の模写」に傍点]の実質であることは最初に述べた。ここでも亦二つは、対立した而も一個の規定だったのである。そしてこの最後の規定が、科学の世界[#「科学の世界」に傍点]、科学的世界[#「科学的世界」に傍点]である。そこには、実在[#「実在」に傍点]=科学の方法[#「科学の方法」に傍点]=科学のイデオロギー性[#「科学のイデオロギー性」に傍点]=対象[#「対象」に傍点]という、科学の体系[#「体系」に傍点]が実現される。つまり実在の反映としての科学[#「実在の反映としての科学」に傍点]の全貌が、そこにあるのである。自然科学的世界としては自然弁証法[#「自然弁証法」に傍点](自然唯物論[#「自然唯物論」に傍点]と呼んでもいいかも知れぬ)、社会科学的世界としては史的唯物論[#「史的唯物論」に傍点]=唯物史観[#「唯物史観」に傍点](歴史弁証法[#「歴史弁証法」に
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