々は実は、初めからこういう立場に立って語って来た、そのために吾々は予め、プレハーノフを引用してかかったのである。
そこで吾々はもう一遍、社会人の心理[#「社会人の心理」に傍点]乃至イデオロギー[#「イデオロギー」に傍点]の概念を取り上げよう。
吾々の社会分析の結果を仮定すれば、社会は、物質的生産関係の物質的・内的・矛盾からして、階級社会を結果する。但し一つの社会という容器の中に幾つかの階級が存在するとか、又は幾つかの階級が社会部分をなすとか、云うのではない。一社会が諸階級のどれか一つによって代表されるべく置かれていると云うのである。一つの社会に対して、この階級か又はそうではなくて[#「又はそうではなくて」に傍点]他の階級かが、自己同一化されねばならない。この際無論二つのものは相互に排撃せざるを得ない。だから、階級社会とは階級対立社会[#「階級対立社会」に傍点]――階級闘争の社会[#「階級闘争の社会」に傍点]――の外ではない。同語反覆的にそうなのである(だから幾つかの諸階級も二つの対立階級に集約される)。――さて、社会が階級をその性格とするから、社会人の心理も亦、階級によって性格づ
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