閧熬シさず、吾々がこの章で中心にしている当の問題に外ならない。
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* 「階級社会に於ては、社会心理学的研究が、根本に於て、階級心(Klassenpsyche)の探究として把握されねばならない。」(I. Sapir 前掲論文)。
[#ここで字下げ終わり]

[#3字下げ]三[#「三」は小見出し]

 吾々はブルジョア社会学――乃至心理学――で云う所謂「社会心理学」の問題へ移る。
 ブルジョア科学に於ては、社会[#「社会」に傍点]に就いては社会学[#「社会学」に傍点]があり、意識[#「意識」に傍点]に就いては心理学[#「心理学」に傍点]が存在する。ブルジョア的世界観に於ける社会――ブルジョア社会――の概念と意識――個人的意識――の概念とは、吾々が最初に見た通り、容易に無条件に接合し得なかったにも拘らず、社会自身と意識自身とは云うまでもなく初めから密接に連関している。だから、ブルジョア科学に於ても、恰も、社会と意識とのこの連関を問題とする処の一つの科学が必要とならざるを得ない。それが社会心理学[#「社会心理学」に傍点]なのである。だからわが社会心理学
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