`は自分の一つの説明対象としてマルクス主義を問題にすることが一応は出来た(コルナイの場合)――尤もそれは当然にも完全に失敗したものであったが。だがフロイト主義はマルクス主義の真理内容を自分の真理内容として取り入れることが出来るか。吾々はそういう試みの行われたかを知らない。逆にマルクス主義はフロイト主義を正当に説明対象とすることが出来るか。マルクス主義が統一的世界観である以上、勿論夫は出来ねばならない。W・ユリネッツの労作がその適例である*。それではマルクス主義はフロイト主義の真理内容を自分の真理内容として取り入れることが出来るか。夫を全く[#「全く」に傍点]不可能と考えたのはユリネッツの今の論文であり、之に反対してそのまま[#「そのまま」に傍点]――無論適当な解釈の下に――夫を取り入れることが出来ると主張するのはライヒである**。そして最後にザピールはライヒに対する批評に於て、フロイト主義は決してそのままマルクス主義の真理内容となることが出来ないことを明らかにした***。
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* W. Jurinetz, Psychoanalyse und Ma
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