区分してその部分内で見る限り、革命型をもつことが出来る、というのが、実証科学の歴史的発展の実際なのであるから。両者は同じく[#「同じく」に傍点]弁証法的に展開する。ただ夫々異った[#「異った」に傍点]条件の下に弁証法的であるに過ぎない。人々はかくて両者の区別を――その弁証性の区別をも――絶対的にではなく、正に弁証法的に理解すべきである。――この時哲学と実証科学とは初めて有機的に媒介されることが出来る(単なる区別はまだ少しも媒介ではない)。実証科学をそれだけで全体だと[#「それだけで全体だと」に傍点]見るならば、それは非弁証法的とも考えられる――数学や物理学はその意味で形式論理のものだと考えられる。かくて実証科学は弁証法的な哲学から絶対的[#「絶対的」に傍点]に区別されるだろう。之に反して之をそれを含む全体に於て[#「それを含む全体に於て」に傍点]見るならば、実証科学は哲学と同じく弁証法的でなければならぬのである。実証科学の非弁証性は哲学の弁証性の、弁証法的な意味に於ける部分となる。――哲学と科学とはこのような特定な意味に於て弁証法的統一を有っている(自然弁証法が問題になるのは取りも直さ
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