泣Wョアジーとプロレタリアとの階級対立が、科学的理論の論理的[#「論理的」に傍点]・歴史的[#「歴史的」に傍点]・社会的[#「社会的」に傍点]な対立として、鮮かに反映しているものを吾々は見ない。すでに哲学に於ては、観念論と唯物論とが、夫に従って又形式論理的方法と(唯物)弁証法的とが、階級性の資格に於て対立したが、今はこれが社会科学という特殊科学に相応わしいように具体化・主体化される。
社会科学――夫は元来マルクス主義に固有なものだと云っても好いが――を広く理解するなら、経済学・政治学・法律学・史学・社会学等々のマルクス主義的乃至ブルジョア的諸科学が夫に含まれるが、そこに問題となる最も一般的な範疇は例えば社会[#「社会」に傍点]の概念と国家[#「国家」に傍点]の概念とだろう。処でこうした諸根本概念が、観念論的に、又はそうではなくて唯物論的に、鮮かに対立した取り扱いを受けるのである。
マルクス主義――プロレタリア・イデオロギー――によれば、社会や国家は夫々一つの歴史的範疇[#「歴史的範疇」に傍点]である。唯物史観――社会科学に於ける唯物論――によれば是非ともそうあらざるを得ない。処が殆
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